空の鶴《ソラノツル》 - 西海酒造株式会社
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麹造り
2019.12.10 - 12
酒の造りの要ともいえる、麹を造ります。
蒸した米を室(むろ)という、麹を造るための専用の部屋に運び込みます。
12月10日
次に床(とこ)に蒸した米を薄く広げていきます。
この瓶に入っているのは麹カビが生えた米で、この麹カビの胞子を蒸米に振りかけていきます。
胞子を振りかけた後、床もみと言って、一粒一粒に胞子が付くように、蒸米を混ぜていきます。
胞子が発芽するまで、蒸米が乾燥したり、冷えないように布でくるんで保温します。
12月11日
蒸米にポツポツと白く見えるところは、胞子が発芽して菌糸を伸ばし始めたところです。
麹カビが生長するときに出す熱で、品温は45度近くまで上がります。
室(むろ)の室温も36度ぐらいになってますので、真夏並みです。
ちなみに外は8度ぐらいなので、汗が一気に冷えて、体には悪いです。
12月12日
出来上がった麹は生育を止めるため、室(むろ)の外で広げて冷やします。
今回の麹は吟醸で使用する麹なので、麹カビの菌糸をいかに生やさないかがポイントになります。
蒸米にポツポツと白い部分が見えている状態が、突きはぜ型の麹です。
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